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小ぶりなサイズを裏切る鳴りっぷり\rしかも\r見事な枯れ音（新品では、どんな高額のギターでも出せません）\r\r見た目はお祖父ちゃんでも\r実にヤクザで不良な音色です\r\rそう「当たり個体」の\rめっきりめずらしい70年代製の000サイズの木曽鈴木です\r\r70年代製 【 木曽鈴木ヴァイオリン F10 】日本組み立て\r\r黒塗りヘッドにおしゃれロゴ\r「牛骨ナット」に、オールドマーチンな「ロングサドル」\rもうそれだけで、マニアさんは、ときめいてしまいます\r\r数が少ない000サイズ\r名手エリック・クラプトンも愛用\r大きさが\rドレッドサイズより、一回り小さい（最大2センチ）\rボディの厚みが2㎝薄い\r\rこのため、フィット感がまし、抱え込みやすくなり\r座って弾くときにも、肩が上がらず、肉体的な負担が減ります\r\rネックのとスカートの接合部にきわめて微細な段差がありますが\r50年経過して塗装が痩せたものです\r「割れ」ではないです\r触ってはっきり確認できます\r\r表板の中央に白い筋状ものが見えます　写真2枚目\rこれは木の木目です、塗装面はなめらかな状態で\r割れの段差、亀裂がないことが\r触ってはっきり確認できます\r\r\r\r\r【鈴木ヴァイオリン】\r1887年にヴァイオリン製作に端を発し\r高額で、複雑な曲線を有するヴァイオリンで培われた\r高い技術をギターに注ぎ込んだ\r\r「鈴木ギターにハズレ無し」\r材の選び方と工作精度では、○マハを軽く凌ぐものもあります\r\rすでに50年経過したものですが\rネックが反ったものに出会ったことがない\rそんな鈴木バイオリンの血をひく会社\r\rこのF10、ただもんじゃないです\r\rズシッとした音で\r000の音ではないですね\r昨今とかく激鳴りなど「音量」が重視されますが\r「音の質」について考えさせられます\r\r大きなキズもなく\r堂々の風格\r\rバインディングが赤く焼けてます\r指板のローズウッドが黒檀のように目が詰まってしっとり\rペグは、今の時代にはない、良材と工作精度\r\rなかなかこれだけ状態と音のいい木曽000手に入らないです\r昭和期のギターの遺産が\rほんの少しの手をのばせば手に入るのって、考えられないほど幸せだと思うのです\r\r\r